2020-12-03 第203回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
で、御質問の存立危機事態には該当しても武力攻撃事態等に該当しない場合ということで、ホルムズ海峡で機雷が掃海される事例といったようなことが想定されるかと思いますけれども、この場合について申し上げますと、この海峡における機雷の掃海というものの実態というのは、水中の危険物から民間船を防護し、その安全な航行を確保することを目的とするもの、また海上自衛隊の掃海艦艇も、機雷に反応しないような素材を使い、また機雷処分用
で、御質問の存立危機事態には該当しても武力攻撃事態等に該当しない場合ということで、ホルムズ海峡で機雷が掃海される事例といったようなことが想定されるかと思いますけれども、この場合について申し上げますと、この海峡における機雷の掃海というものの実態というのは、水中の危険物から民間船を防護し、その安全な航行を確保することを目的とするもの、また海上自衛隊の掃海艦艇も、機雷に反応しないような素材を使い、また機雷処分用
また、海上自衛隊の機雷掃海は、機雷に反応しないように船体は木またはプラスチックでできておりまして、かつ、機雷処分用の機関銃を除けば自己防護用の装備さえ持っていないという状況でありまして、このため、外部からの攻撃には非常に脆弱でございます。
掃海艇というものにつきましてはこれまでも中谷大臣がたびたび御説明をさせていただいておりますが、掃海艇というものは、機雷に反応しないように木製であったりプラスチック製である、あるいは自己防護用の装備さえ持っていない、要は機雷処分用の機関銃しかない、こういった特徴があります。こうした掃海艇が安全を確保して活動する、これが実際できるのかどうか、こういった判断がもう一つあると思います。
また、平成二十五年度に建造に着手した掃海艦からは、代替対象艦であるやえやま型と比べ、機雷探知機について、約二・五倍程度探知範囲が拡大をし、また、掃海艦から発進する、有線誘導により目標機雷に接近、破壊することが可能な自走式機雷処分用弾薬を搭載することにより、高性能化した機雷の処分能力を獲得するなど、能力向上を図っているところでございます。
かつ、機雷処分用の機関銃を除けば、自己防護用の装備さえ持っておりません。このため、外部からの攻撃に非常に脆弱です。したがって、このような掃海艦艇による機雷掃海は、戦闘が現に継続しているような場所では円滑に実施することが困難でありまして、掃海活動での現場で、他国部隊と戦闘状態に入ることは想定をされません。
こうした環境の下で長期間にわたり機雷処分という危険な作業に従事していたわけでありますから、隊員たちは大変に苦労をしました。派遣部隊の隊員の平均年齢は三十二・五歳、二十歳前後の若者が五十名乗り組んでおりました。彼らは一言も苦情を言わず、それぞれの立場で最善の努力をいたしました。 各艦艇は、百八十八日間、一〇〇%の任務可動を維持いたしました。
あとは係維掃海具だとか、磁気掃海具、音響掃海具、水中処分具、機雷処分具でございますが、これは掃海でどうしても必要なものでございます。二十ミリ機関砲も機雷を爆破する意味でどうしても必要なものではないかと思いますが、これは要するに他のものを威嚇する、機雷を除去するだけではなくてほかのものに武力として行使できる、そういうものでございましょうか。
○大高政府委員 ただいま機雷の掃海状況についてお尋ねでございましたが、急な御質問でございますので、今調べましたところ、五十八年三月末の数字で恐縮でございますけれども、従来、感能機雷処分累計が六千百二十一、それから浮遊機雷処分累計が七百四十五、こういうような状況になってございます。
それから機雷処分の件でございますが、アメリカのB二九と潜水艦が入れました機雷の数は、全部で一万七百三箇、その中で去年の十二月までに処分いたしましたのが、五千四百四という数になつております。この機雷は、水圧機雷と、磁気機雷と、音響機雷の三種類が入つております。音響機雷と、水圧機雷は大体もう死滅しております。